Tech Museum

blog20081117-ThchMuseumSphereDisplay

正式名The Tech Museum of InnovationLink 。科学技術を紹介する博物館です。日本の子供科学館に相当します。東京の日本科学未来館Link と規模・内容ともよく似ていて、球体ディスプレイによる地球の映像もあればドーム型スクリーンによる映画館もあります。科学未来館と同様子供向けの内容で英語も比較的分かりやすいですが、理系の知識が必要です。

地上2階地下1階の構造。
1階: 映画館・受付・売店
科学未来館の映画館はメガスターLink によるプラネタリウムが売りですが、Tech museumはIMAX。IMAXというと昔新宿にあった3D IMAXの立体映像を思い出すのですが、こちらは立体ではなくちょっと残念。それでも巨大な画面と急な傾斜に配置された座席による画面に引き込まれそうな感覚は健在でした。
2階: コンピュータやバイオテクノロジなど地上の技術
面白かったのはジェットコースターのデザイン。乗客は急激な重力の変化にスリルを感じるのですが、スピードが乗っているときに急激なカーブをかけると強力なGがかかってしまうので避けなければならないと、実は緻密な計算の上にデザインされているのです。宙返りループも真円じゃないんですよ。 まずPC画面上でジェットコースターコースの高低をデザイン、同PC上での簡単なシミュレーションでG安全性テストにパスしたら、隣の大画面で自分の設計したコースに乗って楽しめるというもの。ある子供が頂上まで上った後ほぼ垂直に降下、急激にV字上昇するというコースで何度も安全性テストに不合格しておりましたw
blog20081117-ThchMuseumGreatExplorers

地下: 主に宇宙と海洋科学の展示
写真の球体ディスプレイ、大きさは直径2m強で内側から投影する方式らしい。周りを暗くしないと使えないみたいで、これは科学未来館のジオコスモスのほうが上かなと思う(ジオコスモスのほうが維持管理費用はかかりそうですが)。 とある一角にアメリカの優れた科学者・海洋冒険家・宇宙飛行士の写真と手形が展示されているのですが・・・ なぜジャン・リュック・ピカードが居ますか?? 次の日会社のアメリカ人に「あれはまじめに展示しているのか?」と聞くと、アメリカでスターウォーズとスタートレックは特別だとしながらも「たぶん冗談だろ」。さすがスペースシャトルの名前を変更させる国Link 、恐るべし。

— posted by mu at 11:54 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

 

サンフランシスコの夜景

blog20081116-SFOAtNight

列車の駅を間違えたりLinkダウンタウンに行くのに手間取ったりLink したため、ケーブルカーに乗って眺めのいい所に着いたのは5時前。最近は5半くらいには暗くなってしまうので、もう少し待って夜景を撮ることに。

写真はサンフランシスコを紹介する時によく出てくる地点のもので、奥にある橋はベイブリッジ。撮っていて思ったのが、街が暗いなと。一応四方を見回したのだけど、どこも似たようなもの。この写真の地点はまだ撮りやすいほうで、高層ビルが立ち並ぶ地点は数秒シャッターを開けないとだめで、どうしても手振れが解決できなかったので断念。三脚持って来ればよかった。

この理由は翌日The Tech Museumに行って分かった。人工衛星による夜景の写真でも、サンフランシスコとサンノゼ辺りは都市があるにしては暗い。というのもこの地域は環境に意識が高く、街路灯などは人間の目に一番感度の高い黄色(高速道路のトンネルにあるような色)にして、代わりに光量を落として電力消費を下げているからだとか。

他にも信号はほとんどLEDに置き換わっているし、日本よりもプリウス・インサイトなどのハイブリッドカーをよく見かける(逆にアメリカでは、ハイブリッドはここでしか売れないと言われているw)。道路が発達しているのにわざわざCaltrainを使うし(しかも週末は運行数を激減させる)、つい最近サンフランシスコ・ロサンゼルス間を高速鉄道で結ぶための債券発行をめぐる住民投票が可決されたけど、その大きな理由が飛行機よりも燃料消費が低いから。

まぁ、そういう理由なら夜景が撮りづらくても仕方ないか。

— posted by mu at 11:10 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

 

ケーブルカー

blog20081116-SFOCableCar

これLink の続き。

サンフランシスコ駅到着。さすが通勤路線だ、世界の車窓からLink を思い描いていたのに、風景が全然面白くない。

駅に着いてから、会社のアメリカ人に書いてもらった地図が役に立たないことが分かる。一本しかないはずの路面電車が実際には二方向に向かって走っているし、地図上ではLと書いてあるが実際の路線はNとTだ。

何とか歩いてダウンタウンに到着(結構苦労しました)。アップルストアなどを覗いた後、名物ケーブルカーに乗車。

日本で見かけるケーブルカーは行きと帰りの二台車両がセットで同時に動くわけですが、サンフランシスコのはたくさんの車両がそれぞれ好きなタイミングで走ったり止まったりしています。地面の下にはケーブルが動いていまして、
  • 走るときにはケーブルを掴む
  • 止まるときにはケーブルを放し、レールにブレーキを押し当てる
  • 坂を下るときはケーブルを放し、ブレーキを軽くかける
この操作をケーブル掴みとブレーキの二つの大きなレバーで行います。マニュアル操作の自動車と同じく、止まっているときから進むときは軽くケーブルを握って、徐々にしっかり握らないといけない。下りの坂も傾斜が急で正確なブレーキ操作が必要。電子回路がまったく無く機構も単純な分、運転手にはそれなりに操作技術が要求されます。

ブレーキ壊れたら怖いなぁと思っていたら、あるところで停車。作業員らしき二人が近づいてきました。どうやら車両に異常があったらしい。レバーあたりを検査していると、ドル紙幣が数枚。「誰かが金を置いていったぞ」「俺たちへのチップだろ」 こんなところでジョーク飛ばすか。次に車両内に滑車を取り付けレバーのひとつをバコッと持ち上げて取り外した後、振り子の様に振って車外に出し、別のレバー&ギアに交換していきました。

乗客と作業員の会話を聞くと、止まった場所はCable car museumという作業員の詰所でして、異常があるとここに来てその場で修理してしまうそうです。そういえばレールに乗せたまま専用自動車で車両を引っ張っている風景も見たな。歴史が長いだけあって、異常の検出と修理体制はしっかり確立されているようで。

ケーブルカーは非常に混雑していまして、座れるほうが幸運。帰りは車外にせり出す形で乗車しました。とりあえず乗れといわれたので車掌にたどり着けず、運賃が払えない。ダウンタウンの終点に着いてから払おうと思ったら車掌はすでにいない。運転手にまだ払っていないと伝えると、辺りを見回して車掌がいないことが分かり「心配するな、行っていいぞ」 結構いい加減ですw

— posted by mu at 01:49 am   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

T: Y: ALL: Online:
ThemeSwitch
  • Basic
Created in 0.0140 sec.
prev
2008.11
next
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30