正式名The Tech Museum of Innovation 。科学技術を紹介する博物館です。日本の子供科学館に相当します。東京の日本科学未来館 と規模・内容ともよく似ていて、球体ディスプレイによる地球の映像もあればドーム型スクリーンによる映画館もあります。科学未来館と同様子供向けの内容で英語も比較的分かりやすいですが、理系の知識が必要です。
地上2階地下1階の構造。- 1階: 映画館・受付・売店
- 科学未来館の映画館はメガスター によるプラネタリウムが売りですが、Tech museumはIMAX。IMAXというと昔新宿にあった3D IMAXの立体映像を思い出すのですが、こちらは立体ではなくちょっと残念。それでも巨大な画面と急な傾斜に配置された座席による画面に引き込まれそうな感覚は健在でした。
- 2階: コンピュータやバイオテクノロジなど地上の技術
- 面白かったのはジェットコースターのデザイン。乗客は急激な重力の変化にスリルを感じるのですが、スピードが乗っているときに急激なカーブをかけると強力なGがかかってしまうので避けなければならないと、実は緻密な計算の上にデザインされているのです。宙返りループも真円じゃないんですよ。 まずPC画面上でジェットコースターコースの高低をデザイン、同PC上での簡単なシミュレーションでG安全性テストにパスしたら、隣の大画面で自分の設計したコースに乗って楽しめるというもの。ある子供が頂上まで上った後ほぼ垂直に降下、急激にV字上昇するというコースで何度も安全性テストに不合格しておりましたw
- 地下: 主に宇宙と海洋科学の展示
- 写真の球体ディスプレイ、大きさは直径2m強で内側から投影する方式らしい。周りを暗くしないと使えないみたいで、これは科学未来館のジオコスモスのほうが上かなと思う(ジオコスモスのほうが維持管理費用はかかりそうですが)。 とある一角にアメリカの優れた科学者・海洋冒険家・宇宙飛行士の写真と手形が展示されているのですが・・・ なぜジャン・リュック・ピカードが居ますか?? 次の日会社のアメリカ人に「あれはまじめに展示しているのか?」と聞くと、アメリカでスターウォーズとスタートレックは特別だとしながらも「たぶん冗談だろ」。さすがスペースシャトルの名前を変更させる国 、恐るべし。
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