ケーブルカー

blog20081116-SFOCableCar

これLink の続き。

サンフランシスコ駅到着。さすが通勤路線だ、世界の車窓からLink を思い描いていたのに、風景が全然面白くない。

駅に着いてから、会社のアメリカ人に書いてもらった地図が役に立たないことが分かる。一本しかないはずの路面電車が実際には二方向に向かって走っているし、地図上ではLと書いてあるが実際の路線はNとTだ。

何とか歩いてダウンタウンに到着(結構苦労しました)。アップルストアなどを覗いた後、名物ケーブルカーに乗車。

日本で見かけるケーブルカーは行きと帰りの二台車両がセットで同時に動くわけですが、サンフランシスコのはたくさんの車両がそれぞれ好きなタイミングで走ったり止まったりしています。地面の下にはケーブルが動いていまして、
  • 走るときにはケーブルを掴む
  • 止まるときにはケーブルを放し、レールにブレーキを押し当てる
  • 坂を下るときはケーブルを放し、ブレーキを軽くかける
この操作をケーブル掴みとブレーキの二つの大きなレバーで行います。マニュアル操作の自動車と同じく、止まっているときから進むときは軽くケーブルを握って、徐々にしっかり握らないといけない。下りの坂も傾斜が急で正確なブレーキ操作が必要。電子回路がまったく無く機構も単純な分、運転手にはそれなりに操作技術が要求されます。

ブレーキ壊れたら怖いなぁと思っていたら、あるところで停車。作業員らしき二人が近づいてきました。どうやら車両に異常があったらしい。レバーあたりを検査していると、ドル紙幣が数枚。「誰かが金を置いていったぞ」「俺たちへのチップだろ」 こんなところでジョーク飛ばすか。次に車両内に滑車を取り付けレバーのひとつをバコッと持ち上げて取り外した後、振り子の様に振って車外に出し、別のレバー&ギアに交換していきました。

乗客と作業員の会話を聞くと、止まった場所はCable car museumという作業員の詰所でして、異常があるとここに来てその場で修理してしまうそうです。そういえばレールに乗せたまま専用自動車で車両を引っ張っている風景も見たな。歴史が長いだけあって、異常の検出と修理体制はしっかり確立されているようで。

ケーブルカーは非常に混雑していまして、座れるほうが幸運。帰りは車外にせり出す形で乗車しました。とりあえず乗れといわれたので車掌にたどり着けず、運賃が払えない。ダウンタウンの終点に着いてから払おうと思ったら車掌はすでにいない。運転手にまだ払っていないと伝えると、辺りを見回して車掌がいないことが分かり「心配するな、行っていいぞ」 結構いい加減ですw

— posted by mu at 01:49 am   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

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