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Hamilton山Lick天文台

blog20081127-LickObservatory

車で登る山、Hamilton山頂にあるLick天文台に昨日行ってきました。Wikipediaの記事Link によると、馬車やロバで建設資材を運ぶため急な坂道は作れず非常に長く曲がりくねった道路になったそうで、実際天文台はかなり早くから見えるのですが、なかなか到着しないドライブになりました。(おまけにナビが直前まで来ても実際より3km以上長い距離を表示していて、まだ着かないのかと焦った)

普段は訪問者向けの写真展示や説明をやってくれるそうなのですが、Thanks giving dayのためお休み。職員の方も下に降りちゃったようで数名の観光者だけのひっそりした状態でした。この辺では祝日とかになるとマーケットやスターバックスもお休みしちゃうので、まぁ仕方ないか。

さすが天文台がある場所、眺めはすばらしく四方が遠くまで見通せます。が、残念なことに小一時間もすると山頂辺りも雲で覆われ、ほとんど遠くが見渡せなくなったため退散。

Lick天文台にはくぱち氏Link の記事にもあるように、途中まではCA-130とQuinby道の二つの行きかたがあります。Quinby道にはサンノゼの町が見渡せる場所があり、撮影に挑戦してみましたLink が、あいにくの曇り空、遠くが霞んでしまっている状態。確かにくぱち氏の写真でも私のでもそのすばらしさを表現し切れてないでしょう。機会があれば、一度現場へ行ってみてください。

今週頭あたりからシリコンバレーは雨季に入ったそうで、それまではこんな写真Link が撮れるほど「雨は降るのかここは」と思うような天気が毎日だったのが一転、曇り空になってます。冬ですが雨季になっても雪は降らず、それまで枯れ草野原だった周りの山が緑に変わるそうです。

私の帰国までの休日は明日と明後日のみ、晴れてくれればもう一度行って写真を撮りたいものです。

[2008/11/30 追記] 再挑戦Link

— posted by mu at 12:16 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

Wildcat canyon

blog20081123-GoldenGateBridgeFromWildcatCanyon
南の風景。奥にある橋はゴールデンゲートブリッジ。

Napaに行くはずだったのに。サンフランシスコ北東を通るハイウェイI-80(North)を進んでいた途中'Sky peak road'(正確には忘れました)なる、なにやら展望のよさそうなところへいけそうな標識。いい写真が撮れるかもとちょっと寄り道のつもりが、そこから1時間(^^;) Wildcat渓谷公園Link なんていう所にたどり着きました。それなりに有名らしく30台程度停められる駐車場は満杯、さらに15台ほど近くに路駐している状態。んで、私も路駐・・・

駐車場の脇には舗装された小道がありまして、公園の奥まで続いています。公園と言っても自然公園とでも呼べばいいのでしょうか、勾配はなだらかなものの、いくつもの山を縦走するコースとなってまして片道だけでも小一時間みっちり歩けます。歩いたりジョギングしたりサイクリングも可能。子供から年寄りまで、ずんずん歩いてます。

ある程度歩くと景色の良い所になり、北は貯水池と山並み、南は海の向こうにサンフランシスコ・アルカトラズ・ゴールデンゲートブリッジ・ベイブリッジが。景色のいいところにはベンチも設置してあったり。

blog20081123-CattleGuardInWildcatCanyon
Cattle guardこと牛避け

さらに進むと・・・Cattle Guard? 牛避けに注意!? うん、道路の途中に穴を掘って目の粗い格子で蓋をしてある。人間の足なら気をつければ落ちないけど、牛の足ならはまってしまう仕掛けなのね。私はゆっくり通り過ぎましたが、ジョギングする人たちがスピードを落とすことなく走り抜けていきました。結構大丈夫なのかも。

というか、牛が居るの? ああ、そういえばあちこちに大きい糞がいっぱいあるな。牛の糞か。しかし牛の姿は見えず。子供連れの家族も先に進んでいるので、大丈夫っぽい。

さらに20分くらい歩くと遠くにゲートがあり、その先に牛らしき群れ。さすがにこの辺りまで来る人は少ないですが、自転車の二人がゲート前で止まっている。あれ以上行くなということか。ここも結構景色がいい所で、サンフランシスコの写真を何枚か撮影。振り返ると、あれ・・・自転車ゲートを越えちゃった。どういうわけか調べるためにゲートに近づくと、「牛が逃げないようにゲートは閉めて下さい」先に行ってもいいのね。

blog20081123-CattleInWildcatCanyon
右からアリシア、ミッチェル(嘘)

私もゲートを開けて牛の近くに。この道は公園を通り抜けて別の自動車道まで続いているらしく、このまま進んでもきりが無さそうだったので、ここで引き返し。アメリカに来てから自動車ばっかり乗っていたので、いい運動になりました。

— posted by mu at 04:46 am   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

Tech Museum

blog20081117-ThchMuseumSphereDisplay

正式名The Tech Museum of InnovationLink 。科学技術を紹介する博物館です。日本の子供科学館に相当します。東京の日本科学未来館Link と規模・内容ともよく似ていて、球体ディスプレイによる地球の映像もあればドーム型スクリーンによる映画館もあります。科学未来館と同様子供向けの内容で英語も比較的分かりやすいですが、理系の知識が必要です。

地上2階地下1階の構造。
1階: 映画館・受付・売店
科学未来館の映画館はメガスターLink によるプラネタリウムが売りですが、Tech museumはIMAX。IMAXというと昔新宿にあった3D IMAXの立体映像を思い出すのですが、こちらは立体ではなくちょっと残念。それでも巨大な画面と急な傾斜に配置された座席による画面に引き込まれそうな感覚は健在でした。
2階: コンピュータやバイオテクノロジなど地上の技術
面白かったのはジェットコースターのデザイン。乗客は急激な重力の変化にスリルを感じるのですが、スピードが乗っているときに急激なカーブをかけると強力なGがかかってしまうので避けなければならないと、実は緻密な計算の上にデザインされているのです。宙返りループも真円じゃないんですよ。 まずPC画面上でジェットコースターコースの高低をデザイン、同PC上での簡単なシミュレーションでG安全性テストにパスしたら、隣の大画面で自分の設計したコースに乗って楽しめるというもの。ある子供が頂上まで上った後ほぼ垂直に降下、急激にV字上昇するというコースで何度も安全性テストに不合格しておりましたw
blog20081117-ThchMuseumGreatExplorers

地下: 主に宇宙と海洋科学の展示
写真の球体ディスプレイ、大きさは直径2m強で内側から投影する方式らしい。周りを暗くしないと使えないみたいで、これは科学未来館のジオコスモスのほうが上かなと思う(ジオコスモスのほうが維持管理費用はかかりそうですが)。 とある一角にアメリカの優れた科学者・海洋冒険家・宇宙飛行士の写真と手形が展示されているのですが・・・ なぜジャン・リュック・ピカードが居ますか?? 次の日会社のアメリカ人に「あれはまじめに展示しているのか?」と聞くと、アメリカでスターウォーズとスタートレックは特別だとしながらも「たぶん冗談だろ」。さすがスペースシャトルの名前を変更させる国Link 、恐るべし。

— posted by mu at 11:54 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

 

サンフランシスコの夜景

blog20081116-SFOAtNight

列車の駅を間違えたりLinkダウンタウンに行くのに手間取ったりLink したため、ケーブルカーに乗って眺めのいい所に着いたのは5時前。最近は5半くらいには暗くなってしまうので、もう少し待って夜景を撮ることに。

写真はサンフランシスコを紹介する時によく出てくる地点のもので、奥にある橋はベイブリッジ。撮っていて思ったのが、街が暗いなと。一応四方を見回したのだけど、どこも似たようなもの。この写真の地点はまだ撮りやすいほうで、高層ビルが立ち並ぶ地点は数秒シャッターを開けないとだめで、どうしても手振れが解決できなかったので断念。三脚持って来ればよかった。

この理由は翌日The Tech Museumに行って分かった。人工衛星による夜景の写真でも、サンフランシスコとサンノゼ辺りは都市があるにしては暗い。というのもこの地域は環境に意識が高く、街路灯などは人間の目に一番感度の高い黄色(高速道路のトンネルにあるような色)にして、代わりに光量を落として電力消費を下げているからだとか。

他にも信号はほとんどLEDに置き換わっているし、日本よりもプリウス・インサイトなどのハイブリッドカーをよく見かける(逆にアメリカでは、ハイブリッドはここでしか売れないと言われているw)。道路が発達しているのにわざわざCaltrainを使うし(しかも週末は運行数を激減させる)、つい最近サンフランシスコ・ロサンゼルス間を高速鉄道で結ぶための債券発行をめぐる住民投票が可決されたけど、その大きな理由が飛行機よりも燃料消費が低いから。

まぁ、そういう理由なら夜景が撮りづらくても仕方ないか。

— posted by mu at 11:10 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

 

ケーブルカー

blog20081116-SFOCableCar

これLink の続き。

サンフランシスコ駅到着。さすが通勤路線だ、世界の車窓からLink を思い描いていたのに、風景が全然面白くない。

駅に着いてから、会社のアメリカ人に書いてもらった地図が役に立たないことが分かる。一本しかないはずの路面電車が実際には二方向に向かって走っているし、地図上ではLと書いてあるが実際の路線はNとTだ。

何とか歩いてダウンタウンに到着(結構苦労しました)。アップルストアなどを覗いた後、名物ケーブルカーに乗車。

日本で見かけるケーブルカーは行きと帰りの二台車両がセットで同時に動くわけですが、サンフランシスコのはたくさんの車両がそれぞれ好きなタイミングで走ったり止まったりしています。地面の下にはケーブルが動いていまして、
  • 走るときにはケーブルを掴む
  • 止まるときにはケーブルを放し、レールにブレーキを押し当てる
  • 坂を下るときはケーブルを放し、ブレーキを軽くかける
この操作をケーブル掴みとブレーキの二つの大きなレバーで行います。マニュアル操作の自動車と同じく、止まっているときから進むときは軽くケーブルを握って、徐々にしっかり握らないといけない。下りの坂も傾斜が急で正確なブレーキ操作が必要。電子回路がまったく無く機構も単純な分、運転手にはそれなりに操作技術が要求されます。

ブレーキ壊れたら怖いなぁと思っていたら、あるところで停車。作業員らしき二人が近づいてきました。どうやら車両に異常があったらしい。レバーあたりを検査していると、ドル紙幣が数枚。「誰かが金を置いていったぞ」「俺たちへのチップだろ」 こんなところでジョーク飛ばすか。次に車両内に滑車を取り付けレバーのひとつをバコッと持ち上げて取り外した後、振り子の様に振って車外に出し、別のレバー&ギアに交換していきました。

乗客と作業員の会話を聞くと、止まった場所はCable car museumという作業員の詰所でして、異常があるとここに来てその場で修理してしまうそうです。そういえばレールに乗せたまま専用自動車で車両を引っ張っている風景も見たな。歴史が長いだけあって、異常の検出と修理体制はしっかり確立されているようで。

ケーブルカーは非常に混雑していまして、座れるほうが幸運。帰りは車外にせり出す形で乗車しました。とりあえず乗れといわれたので車掌にたどり着けず、運賃が払えない。ダウンタウンの終点に着いてから払おうと思ったら車掌はすでにいない。運転手にまだ払っていないと伝えると、辺りを見回して車掌がいないことが分かり「心配するな、行っていいぞ」 結構いい加減ですw

— posted by mu at 01:49 am   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

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