先日の日本アニメの英語吹き替えの口調がくどい という話の続き。
もう一度彼と話をすると、どうもくどいというより大人の声優が無理やり子供の声と口調を作っているのが非常に違和感があるということらしい。つまりアニメキャラと同年代の一般アメリカ人はあんな喋りをしないと。そんなの日本語でも同じだ、アニメキャラの口調は一般の日本語口調じゃないよと答えると、でも日本語版は子供が声入れてるんでしょと。
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私がらき☆すた英語版を観ても口調が不自然か分からなかった のと同様、彼もアニメの日本語が自然かどうか分からなかったわけです。
彼がそう思い込んだもうひとつの理由は、Pixar など有名どころのアメリカアニメは本当に子供が声を入れているから。日本のアニメは英語版にしたから無理な声優起用をしているのであって、原語である日本語版はそんなことはないはずだと。これはもう、日米声優層の厚みの違いと市場規模の違いでしょうか。
もうひとつあるのは、子供が働くことに対する捕らえ方の違いだろうなぁ。今野宏美さんは中学卒業したら声優目指すつもりでいたのに親にたしなめられて進学したとか、日本では野球とかごく一部を除いて若いうちから目指すものがあってもとりあえず高校出ろ、大学出ろと言われるケースを聞くことは少なくない。
仕事で失敗しても学歴さえ持っていれば何とか潰しが利くと思うのだろうか。これからの時代どうだろ? アメリカなんかビジネスになると思ったら学校をとっとと中退してそっちに邁進する例が少なくないわけで(偏見?)、やりたいことが見つかってなくて働きたくねぇという理由で進学した私としては、アメリカ流の方がしっくりくる(でも日本で時々耳にする、学校で習ったことなんて何にも役に立たないとは決して思わない)。
というわけで、彼が子供の声だと思っていたエドワード・エルリックの中の人 を教えておきました。ちょっと愕然としていたようで、夢を壊してしまったか…。ついでに「アニメ声」と「中の人」という日本語を(一部の人にしか通じないと前置きして)教えておきました。さて井上喜久子さんの年齢 はどう伝えようかw
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