シェーバーの電池交換

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先日ちょこっと触れましたがLink 、ナショナルリニアシェーバーES7006がフル充電後数回しか剃れなくなり、そろそろバッテリーの寿命が来てるっぽい。多くの場合親子電話の子機やシェーバーなどの充電池は単三型のNi-Cdが使われますので、同じ大きさのNi-CdやNi-MH電池に交換すれば動いたりします。

ただし普通の乾電池ソケットに見られるようなバネで接触を取るような方法はコスト的にも長期の信頼性にも劣りますので、両極に金属板を溶接してそこから線を繋げる方法が採用されていることが多いです。が、困ったことに線を繋ぎ替えようにも通常手に入る電池の両極に使われている金属は半田が乗らない場合がほとんど。そこさえクリアすれば普通に売っている単三型のNi-CdかNi-MH電池を繋げればOK。秋月電子Link などでは半田の付けやすい金属板が溶接された充電池も売ってます。

てなわけで、シェーバーを分解してみると・・・、電池に角が生えていらっしゃる。角は電極にしっかりと溶接されており、シェーバー本体はこの角と接触を取っている。これまた変わった方法を採ったものだなと。

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まぁ、交換は問題なくできたんですがねw 乾電池ケース用のバネだけを購入し、角の代わりに。バネは千石電商Link の地下売ってたのですが、店員同士の会話で滅多に売れないらしい。そりゃそうだろ、50円もするし・・・。電池も奮発してeneloopLink にしようかなと思ったら、eneloopが一番安かったりして^^; 前から思うのですが、エコ商品として売るのならばあのパッケージは過剰包装じゃないかと・・・

このシェーバーを買ったとき、ナショナルはリニアだリニアだと剃り刃が横方向に直線に動くことをことさら強調していたので、なんか特別なリニアモーターを使用しているとばっかり思ってました。が、今回分解してみるとなんてことはない、普通の回転モーターをクランク機構で左右振動に換えているだけ。こんなの回転刃じゃないシェーバーなら安物でも採用している方法だぞ orz

[2008/6/3 追記] 当製品はリニアスムーサーではないそうです。コメント参照。

いまさらですが、このブログで私が書いていることは別に勧めているわけではありません。やる方は自己責任で。特にこのシェーバーの場合組み立てが大変です(そこじゃないだろ)

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[2008/1/7 追記] 予想外に検索で尋ねてきている人が多いので、情報追加。面倒なのは分解よりも組み立て。モーターに直結する白いパーツ、防水ゴム、裏側にある小さいパーツ(電源スイッチ)、もみ上げ剃り刃の部分がちょっと厄介なので、不器用な人にはお勧めしません・・・

[2011/9/25 追記] その後Link

— posted by mu at 10:13 pm   commentComment [15]  pingTrackBack [1]

この記事に対するコメント・トラックバック [16件]

Up1. koh — 2008/06/01@00:09:03

こんにちは。

記事で扱われているES7006は、松下が謳うリニアモーター採用の商品ではありません。
実際のリニアスムーサーは全く別の構造になっています。

Owner Comment mu  2008/06/03@14:29:38

なるほど。私が勘違いしていたわけですね。通りで安いと思いました・・・

3. miki — 2009/01/10@02:25:08

はじめまして。
同製品の電池交換について検索していたところ、こちらにたどり着きました。
予備知識として、とても参考になります。
今回、元のNi-Cdから新規にNi-MHへの交換ですが、充電はどうされていますか。
付属の充電器でうまく充電できていますか。

Owner Comment mu  2009/01/13@11:05:20

付属の充電器で行っています。最初は発火したりしないかと不安で側に置いて充電してましたが、今では外出中でもしてます。

私は残量が無くなるまで充電器はコンセントに挿さない使い方です。常に充電状態でも変わらないとは思いますが。

Ni-Cdに比べると充電時間は長くなるようです。

5. miki — 2009/01/13@14:44:01

返答ありがとうございます。
muさんの「ばね」を使うアイデアを拝借して、今晩電池交換にトライしてみます。
充電に関しては、自己責任にて付属の充電器を試してみようと思います。
ありがとうございました。

UpOwner Comment mu  2009/01/13@18:24:51

お役に立てれば幸いです。うまくいくと良いですね。

7. 四葉野玄馬(よつばのくろば) — 2009/02/15@14:54:05

:)どうも。はじめまして。
最近、中古のES7006を某オクで購入いたしまして、「動作品」と言うことでしたが、不動で分解掃除(アルコール使用)、再半田をしたのですが動きませんでした。

テスターを使ったり、モーター、LEDを別電源で確認したところ、結局「電池切れ」という結論に至りました。

外装は新品同様でしたが、中には毛屑が一杯でおまけに水洗いによる腐食、ショートがありました。この製品は水洗いOKですが余り過信しない方が良さそうです。
防水ゴムが痛み、そこから易々と水と屑が入り込みます。お使いの方はこま目に水を使わず掃除した方が良いですね。

「電磁誘導充電」は初です。気に入ってます。破れた防水ゴムは靴底修理のチューブで直ります。エネループへの交換情報ありがとうございます。参考になりました。

8. tgsx — 2009/11/22@16:11:00

:)はじめまして。
このホームページを見つけて、私もエネループ化をしてみました。
かなり快適に使えております。素敵な情報ありがとうございます。
ちなみに、「バネ」的なモノが見当たらなかったので、エレキベースの弦
を使って、バネの代わりにしてみました。
あまり一般家庭に無いので、参考にならないと思いますが・・・。

9. ひろ — 2010/08/21@10:28:58

助かりました。ばねのかわりに、模型の電池ケースの出っ張りを使いました。ありがとうございました。;-)

10. しゅう — 2011/01/09@19:11:47

電池の長い方は+で小さな穴が開いております。
たぶんその穴は液漏れ用だと思もわれます。
本体の下に貫通しておりますので、本体に水が入らないように
塞いだ方が良いかと。

Up11. 通りすがり — 2011/01/30@00:36:45

はじめまして。
電池の+極の棒は電池内に発生したガスを排出する為のパイプです。本体ケースは防水構造ゆえ密閉されており、ガスが溜まり危険な為、電池のガスを直接外へ放出する構造となっています。(充電中や使用中はガスが発生します)
ですので絶対に塞いだりしてはいけません。
気になりましたので書き込みさせて頂きました。

12. 夫婦でがっちり!in岡山 Website — 2011/08/14@06:37:46

原則的にはメーカー修理となっていますが、個人責任で皆さん色々とされているようです。{%拍手webry%}
続き »

13. ヒョン — 2011/11/11@01:43:47

Panasonicのシェーバーは防水構造になっているから、充電池を交換出来ない仕様にしていると説明してくれましたが、防水構造が不要な人間には、従って、充電中や使用中の電池からのガスを、構造的に逃がす必要はないわけで、その意味で、理屈は成り立たないです。

各社横並びで充電池を内蔵させており、使用者が自分で充電池を交換出来ないようにしてありますが、これは、修理代金をぶったくろうとする邪な魂胆だと私は思います。

でも、ここでの書き込み、参考になりました。私も分解してみて、腹が立ったのですが、充電池が爆発しないか心配でした。有り難うございました。

日常的にコードで使用している者の気持ちなど彼らは無視しています。なんで、充電池の消耗くらいで、4,000円もの修理代金を払わなくてはならないのか、しかも、2週間も使えなくさせるのか。全く腹が立ちます。

Owner Comment mu  2011/11/15@12:46:55

コメントありがとうございます。

しかしながら、あなたは修理代金に対する正当な評価をなされておられないように感じます。あなたも書かれておられる通り、交換すると爆発や炎上を起こさないかという心配が付きまといます。メーカーに修理を依頼するということは、その作業に安心を付与し、火災など万が一の責任をメーカー側に負わせるという料金も含まれると私は考えています。

他にも修理作業者は新品組み立てより高度な技術が必要とか、競争原理が働いてないとか高価になる原因はありますが、不当だと腹を立てるほどではないと思います。

私が本文で申し上げました「自己責任」とは、万が一の事故に対する不安をずっと持ち続けなければいけないことも含まれます。それでも4000円の価値はないと思われるなら、その考えを非難はしませんが同意もいたしません。

私も電池交換をメーカー依頼するくらいなら新品購入を検討するでしょう。しかし自分で交換したのは技術的興味からであって金銭や時間ではありません。

15. National — 2012/02/06@13:34:58

はじめまして。このサイトのお陰で,ES6015 の電池を交換する気になりました。

分解は2分割の本体カバーを留めている6本のネジを緩めた後,どこが留まっているのか試行錯誤しつつ,とうとう分解の必要がないヘッド部分やスイッチまで分解し,組み立てに手こずって20分ほど余計に要しました。結局,最後の留めネジは,キワ剃りのレバーを外した内側に隠されており,見つけた時には長いトンネルの出口が見えたようでした。

私もエネループ2本に交換しました。組み立てる前から,シェーバー附属の急速充電器(アダプター)で充電ランプが点灯しないことは確認しましたが,充電できないのは純正電池と特性が異なるためだろうと思い,翌朝はシェーバーを使用する必要に迫られ,一応組み立てて使っています。エネループがある程度放電し,シェーバーの動きに力強さを感じなくなった時点で再度充電を試みてみることにしています。
エネループに交換された ES7006 については,充電に関して書かれていないので,何の問題もなかったのだと思います。私の ES6015 は1時間充電で,アダプターも大きく,おそらく純正電池とエネループとの充電特性が違うからだろうと思っています。

もし,ある程度の放電後も充電できないようであれば,今回装着したエネループは別の用途に使い,純正の交換用電池を購入して交換してみようと,今のところは楽観的に構えています。

いずれにせよ,このサイトを見て電池を交換する気になり,何の予定もない日曜日が楽しい休日となりました。ありがとうございました。

Up16. sawadiichao — 2014/02/15@13:41:10

純正電池は、通販送料込み633円で買えました。分解はできるけど、改造は...という方!如何でしょうか。

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