年配の方以外は行く前にComputer History Museum - 歴史的名機を間近に見られるコンピュータ博物館(マイコミジャーナル) を一通り読んでおくといいかもしれません。NEC PC-8001mk2を使っていた私ですら、ここを読まないと半分以上の物がガラクタにしか見えなかったと思います。
展示エリアに入るといきなりそろばんが置いてあり、初代Macintoshなど歴代のパーソナルコンピューターがステンレス製の棚にまとめて置かれる扱いを受けていますが、全体のラインナップを見ればさほどおかしくない。エリアはさほど大きくないものの、ENIACやCray、果ては弾道弾ミサイルに搭載されたコンピューターなど、よくここまで集めたと思います。ええ、世界最高を名乗っていいと思います。
Crayは私が学生の頃に液体窒素で冷却するスパコンとして雑誌の中の世界でしたが、意外と小さい。トミーBlipは子供の頃に買ってもらったゲームで、これが展示してあったのは個人的に大うけ。「ダイオードを使ったゲーム」という触れ込みだったのですが、ずっと盤面を移動するLEDのことを指しているのだと思ってた。ゼンマイ回していた気がするし、今でもデジタル回路が入っている気がしない(^^;)
たぶん多くの人に分かりやすいのは写真のGoogle初代サーバじゃないでしょうか。むき出しのSlot-1 Dual Pentium IIマザーボードの上にアクリル板、その上に22GBのIBM製IDE HDD、それを20枚近く棚に押し込んだだけの自作PCが世界の検索を牽引してきたわけで、なんかPCを自作する私には楽しくなってしまいます。写真を撮っていると職員の人が「これ、すごいよね~」って話しかけて来ました。それがここの展示物の中では若造ですから。
そろばん以降で日本製品がここに入り込めるのはIC/LSI時代に入ってから。電卓・ファミコン・プレステ・DRAM・トミーOmnibotなどがおいてありました。かつて世界最速のスパコンだった地球シミュレータ なんて将来置いてくれないかなぁ。
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