非常時のPC起動策 - CF-IDE変換アダプタ

昨日Link の回答のひとつとして、PCICF528とIDECF20325Link を買ってきた。言うなれば龍-間-Link の模造品。さらにノーサポートと玄人志向みたいなこと言う。だけに本家の約半額。だってSYBAのは龍-直-Link しか置いてなかったんだもん・・・

このアダプタ自体ほとんど半導体らしきものは無く、IDE-CF間の結線をしているに過ぎません。ほとんどHDDみたいな仕様であるCFを生かしての商品です。なので今後のマザーはSATAだろうからSATA-CFもでないかなぁ、難しいだろうなぁと思ったのですが、SATAが載っているようなマザーはUSBブートもできるはずなので、余計な心配かと思った次第。

手始めにDOSを入れようとしたら、SYS.COM等ドライブに直書きするプログラムはWindows 2000によって動作が制限されたため、
  1. PCICF528に32MB CFを挿してPCのIDEケーブルに接続
  2. FDでDOS起動、FDISKでパーティションを切りアクティブにする。(Windowsでドライブとして使えていても、FDISKではパーティションが無いことになっている)
  3. FDでDOS再起動、FORMAT /S C: (他にHDD繋いでないなら)でシステムをインストール。
  4. 必要なEXE, COMをコピー、CONFIG.SYSとAUTOEXEC.BATを設定する

こうして作ったものはWindows PCに挿してもちゃんと認識されますので、ダウンロードしたBIOSやフラッシュ書き換えプログラムを必要に応じてWindows上でコピーしてから、アダプタに接続、起動で目的が果たせます。32MBいや、8MBもあれば緊急対処用のプログラムはほとんど入るでしょう。

最初作るの大変ですが、一度できればdd for WindowsLink でクリーンな状態でのイメージファイルと作っておき、必要な時に戻すと。Grubなんか入れておくのもいいかも。

で、これの想定されている使い道はOSをココに入れて起動を速くとか消費電力を抑えようとか。が前者の目的の場合、ここLink とかを見ると、死ぬほど速くなると言うわけではありません。実際上のDOS起動も数秒かかりまして、HDDとあまり変わらんなと。Windows XPだとさらに差が感じないのではと思う。

先にも書いたとおりアダプタ自体は信号線を繋いでいるだけで、データ転送はCFの性能に依存です。なので転送モードは高速なDMA系ではなくPIOなんじゃないかと。さすがにそんな転送モードのデバイスと比べれば、昨今のHDDは引けを取ることは無いはず。Windows Vistaと共に現れるフラッシュ付きHDDは話が違うかと。あちらはSATAの転送速度もしくはフラッシュメモリの読み速度でデータが来るでしょう。

もうひとつ私には、フラッシュの書き換え回数という不安があるので、どうも普段使うOS起動用には使う気がしなかったりします。もうちょっと2GB CFがお遊びに使える程度に価格が下がれば試すかもしれませんが。

— posted by mu at 12:58 am   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

T: Y: ALL: Online:
ThemeSwitch
  • Basic
Created in 0.0111 sec.
prev
2007.1
next
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31