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紅葉撮影 - 神奈川県大山

桜と紅葉の写真ばっかり追加される壁紙集Link に紅葉を追加すべく(^^;)、車検で車を預けに行ったLink その足で、神奈川県の大山Link に。紅葉は山中腹の阿夫利神社下社が名所なのですが、山好きの会社の先輩に「大山くらい登れなくてどうする」と言われた手前、山頂まで上ることに。

ルートは大山バス終点→男坂→阿夫利神社下社→見晴台→阿夫利神社本社→富士見台→阿夫利神社下社→女坂→大山バス終点の地図上反時計回りコース、先輩の手前上ケーブルカーは使用せず(実際ケーブルカーの待ち行列がすごく、歩いた方が早い)。

blog20071123Ohyama-Shimosha

車検のため、山に登り始めたのが正午過ぎ。下社についたのが1時ごろ。もらったガイドでは男坂は30分で上れるそうですが・・・休み休み上る軟弱者には無理ですorz 冬至も近いこの時期は日没がやたら早い。この時点でガイドに書いてある所要時間はあてにならないと危機感を感じ、下社の紅葉撮影もほどほどに山頂に向けて出発。

途中、下山してくる学生っぽい女性たち、その中でも登山に慣れていそうな一人が「この時期紅葉で登山者激増するけど、勘違いしてるよね」と。そのときは分からなかったのですが、今に思えばその通りでございます。紅葉があるのは下社とその下の大山寺周辺くらいで、他はほとんど常緑樹。勾配も楽なのは下社-見晴台間くらいで、他は普通にきつかったです>_< 紅葉を見るなら、ケーブルカーでこの2箇所を回るのがもっともお手軽かとw

てなわけで撮影することもなく、見晴台で昼食、ざくざくと頂上に向かって上り続けて到着したのが4時前。ん、まぁ、眺めはよかったですが、ここも見晴らしの写真を数枚撮っただけ、日も傾きだしたので、下山開始。膝が笑うまでは行きませんでしたが、やっぱり下山のほうが足に負担大きいです。なるべく負担にならないように、降りる勢いを止めずにすばやく歩く。

blog20071123Ohyama-MtFuji

途中にある富士見台はその名の通り、富士山が見える場所。しかし通りがかるほとんどの人が富士山を見つけられず、今日は見えない日だと言う。あいにく空気が澄んでなかったのと、日が傾いて逆光気味になっていたので見えにくかったのですが、見えないことはない(写真の中央あたりに富士山が写ってます)。近くにいる人に教えてもらって、みんな一様に言うのが「あんなに高いとは思わなかった」。苦労して登った大山に居るのだから、もっと低い目線に入ってくると思ってしまうのかな。富士山は大山の3倍高かったりしますw

blog20071123Ohyama-NightScene

下社に戻ってくるとちょうどライトアップが始まったので、暗くなるのを待って夜紅葉を撮影することに。下社では階段の途中にいると夜景を背景にライトアップされた紅葉が見えるため、多くの人が立ち止まり写真を撮ります。私も階段で人の通行を邪魔しつつ(--;)撮影に挑戦したのですが、やっぱり夜桜同様夜の撮影は難しい。もっともっと強い光で紅葉を照らしてくれないと・・・。てなわけで、いい構図なのですが壁紙にできるようなのは撮れませんでした(T_T) 代わりに近くに寄って撮影したものが今年の壁紙になるでしょう。あ〜寒かった。

女坂を下ると途中の大山寺で6時から尺八奏者、善養寺恵介氏による演奏があるので聞くことに。ただ演奏するだけでなく、尺八にまつわる話を交えてくれたので、飽きずに聴けました。おそらく二度とお会いすることもないでしょうから、記念にCDを購入。しかし「少量もってきました」とのことでしたが3枚とはw やっぱり売れないのかしらね・・・

で、重くなった足を動かし、下に着いたのが8時過ぎ。夕飯に豆腐料理でも食べようとしたら、行きはあんなにあった店が全部閉まってた(T_T)

— posted by mu at 11:13 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

 

車検がきた

本日7年目の車検のため、車を預けにいく。購入以来、ほとんど部品交換のなかったこの車ですが、今回そのツケが一気に来た模様。軽く事前調査しただけで、
  • タイヤの側面にひび。交換決定。
  • タイミングベルトの寿命が来てもおかしくない。ただし、これは検査するのと交換する手間がほとんど変わらないため、今回は見送り。
  • ブレーキパッドも寿命がそろそろのはず。ブレーキオイルも交換。
  • バッテリー。これはここまで無交換でいるほうがおかしいw
会社の先輩のベンツが車検で50万かかったと昔聞いたことがあり、そこまで行くと「買い換えたほうが安い」といわれる事態なのでしょうが、まぁ私は買い換えるつもりは無く。今月ノートPCも買っちゃったので、給料のほとんどが消えそうです。そして次回までには確実にタイミングベルトが。値段聞いたら結構高く、店の人に次回までにお金貯めておいてくださいと言われ ^^;

— posted by mu at 11:01 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

第6回 地球シミュレータ シンポジウム

第6回 地球シミュレータ シンポジウムLink に参加(興味本位で見に行っただけ)してきました。きっかけはこのブログの最初の話Link 、科学未来館で地球シミュレータを知ったことでして、見学会でもやってくれないかなと思ってHPをチェックしていたら今回のシンポジウムを知ることに。最初はシンポジウムが平日だったということで諦め、代わりに降着円盤の話Link を聞きに行ったわけですが、結局休暇を取ってシンポジウムも聞きに行きました。科学未来館といい、どうもこの時期は休暇を取ってでもこういうのに行きたくなるらしい。

平日開催ということをもうちょっと考慮すべきでした。参加者はほどんどスーツ着用でして、私のような普段着は1割くらい。最初は気後れしましたが、まぁ来てしまったものはしょうがない。

前回までは地球シミュレータを使用していた外部研究機関による発表会だったらしいのですが、今回は全て管理団体である地球シミュレータセンターの職員による発表。そのため朝から聞くと、7名でストーリー立てて現状の成果とこれからの活動を話すというものでした。

まず現状は気象の予測に関してはかなり精度が出ているとのこと。12時間先までの計算ならまず外さない、台風の進路予測やそれによる雨の降る場所など実際とかなり一致するそうです。が、12時間以上となると外れが出てくる。

次の課題は数日〜1年先の予測をどうするか。こうなると話は一気に複雑となり、簡単に考えても以下のことを考慮する必要が出てくるとか。
  • 太陽
    • 季節による日照時間
    • 昼と夜
    • 雲による日光のさえぎり
    • 雪や氷による反射(地球を暖めない)
  • 空気
    • 暖められると上昇し元あった場所の気圧が下がる。逆に冷えると下降して気圧が上がる。
    • 海水の蒸発で冷却、水蒸気が雨になることで加熱
    • 空気は太陽光から直接ではなく、地上の熱で暖まる。よって地形に影響される。
    • 風が吹くと蒸発しやすい
    • 海流は地形に影響される。計算の精度が荒いと、島など微小な障害物の影響が無視されたりする。
    • 塩分濃度は雨が降ったり河に近いと薄くなり、凍ったり蒸発すると濃くなる。これにより海水の比重が変わり、塩分濃度の高い海水は下に沈む。

これだけでも十分ややこしいし、とてつもない計算量になると思う。しかし数年とかさらに長期の予測となると、温室効果ガス、雨の降りやすい雲と降り難い雲(空気が汚すぎると雨が降らなくなる)、さらには太陽の活発さや太陽系の銀河系における位置まで影響してくる(宇宙線が降水に影響する)可能性が(しないかもしれないw)。

厄介なことにこれら長期予測で考慮しないといけないことの多く(上の3つなら、最低でも後者2つ)は分子・原子レベルの解析・シミュレートをしないと正確な予測に結びつかない。しかも複数の要素が互いに影響しあっている場合が多い。気の遠くなる複雑なお話。

もっとも手堅いのは考えられる全原子一個一個をシミュレートすることだけど、原子一個分の情報を記録するメモリーだけでも何万個もの原子が必要なので、地球の全原子シミュレート分のメモリーだけでも地球の何万・何億倍ものサイズになり、これは絶対無理。なので、このような原子レベルから宇宙からの影響までを考えたシミュレート(連結階層シミュレーションと呼ぶそうです)のためには、必要なところだけ原子レベルで後は荒っぽくというやり方になり、どこを荒っぽくできるのかというのを見つけるのが、これからの課題だそうです。

なんか、地球シミュレータの宣伝っぽくなりましたが、別に回し者じゃありませんので・・・

あと発表者は結構Mac使用してますね。デザイナーとか創造的・独創的な仕事の人はMacが多いのかなと思ってたのですが、発表者の一人がパソコンの計算の速さを実演するために、おもむろにコマンドラインからEmacs→Fortranのコンパイル→実行するのをみて、ああそういう理由でMacというのもあるのかなと。Windowsでもできないわけじゃないけど純粋な計算作業ならUNIXの方がやりやすいし、LinuxでもOpenOfficeがあるけどMacのプレゼンテーションほど洗練されてなさそうだし。

— posted by mu at 10:12 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

カキフライカレー、いつの間に?

ココイチLink のカキフライカレー、ここ数年毎年数回は食べているお気に入りメニューなのですが、9月の下旬になっても公式HPで予告がないので、今年はないのかと思ったらいつの間にやら発売していた。不覚。

去年はあまりおいしくなかったLink わけですが、それはまぁノロウィルスのせいとして、今年はいろんなものが物価高になっているため、お値段据え置き→質低下を心配してました。

で、今日食べてみたところ、味は元に戻ったようで一安心。このあとはスプーンなんだろうなw

— posted by mu at 12:39 am   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

降着円盤の話を聞いてきた

第71回 地球情報館公開セミナーLink なるものを聴講して来ました。新杉田はちょっと遠いけど、まぁ幕張Link の半分の時間でいけるわけでありw 毎月やっているそうで、今回のネタは降着円盤。

ブラックホールは回りにある全てのものをその重力で引き込むわけですが、全ての物が一直線にブラックホールに向かっていくわけではなく、周りをグルグル周回してなかなかブラックホールに近づかないの場合があります。なぜすぐに落ちないかというのは、月が地球に落ちてこなかったり、水星が太陽に落ちていかないのと同じ。近づくと回るスピードが上がってしまうので、遠心力が大きくなって遠ざかってしまう。近づくためには何らかの方法で回転運動にブレーキをかける(=運動エネルギーを奪う)必要があります。

降着円盤とは、こうしてブラックホールの周りをぐるぐる回り続ける原子・分子がたくさんあって、高圧・高速なガスの円盤を作っている状態。土星の輪みたいな感じですが、輪を作っているのは岩石や氷ではなく気体で、輪の幅もずっと大きい。ブラックホールに落ちないくらいの高速で回ってます。

で、このガスは延々と回っているわけではなく、光を発しています。その光のエネルギーの源がガスの運動エネルギーであり、ガスは光ることによって減速され、ブラックホールにゆっくり落ちていくことになります。

ここまでは私も予備知識として持っていましたが、講義で聞いたのはなぜ光るのか良くわかっていなかったということ。うん?高圧のガスなんだから、分子同士が互いにぶつかってそのときに光るんじゃ、と今まで思っていたのですが、気体を圧縮した直後は加熱して光を発するものの、冷えれば光らなくなり、高圧だから光るというわけじゃない。かといって、核融合が起きるほど高圧にはならない。

AccretionDisk1

過去にあった説のひとつに、円盤内のガスはブラックホールに近いほど速く、遠いほど遅く回るので、その速度差でお互いが擦られて摩擦熱が発生するというもの。しかし気体というのは摩擦が極めて小さく、光を出すだけの摩擦熱は出ないとか。
AccretionDisk2

光る理由も話してもらい以下の通りなのですが、私には結構複雑な内容なので合ってるかどうか。(粒子が磁束に沿ってしか動けないという理由は分かりません T_T)
  1. ガス粒子はプラズマとなっていて、磁束の貫く方向にしか自由に移動できない
  2. このような粒子のひとつに外力(他の粒子がぶつかるとか)すると、その粒子は内側に行き、回転速度(角速度)が増加する
  3. 他の隣接粒子は磁束で繋がれており、内側に入った粒子の角速度にあわせるように引っ張られ角速度を上げ、外側に出る
  4. 隣接粒子が外側に出るエネルギーは内側に入った粒子の運動エネルギーであり、内側に入った粒子は再び外に出るエネルギーを失う
  5. 全体的に見ると、これは最内周の粒子から最外周の粒子へのエネルギーのバケツリレー。
  6. この移動によって磁束が変形、空間に変位電流が流れる
  7. 変位電流は他の粒子によってジュール熱に変換、発光する
図の左右が降着円盤の内側・外側、上下が円盤の上下、手前・奥がガスの回転方向となってます。

理屈は考えられても実際にそうかというのはコンピュータで膨大な計算するしか無いという内容。そこで地球シミュレータLink で研究しているのだとか。シミュレーションの結果は、最初こそ磁束は図のように波打つ程度ですが、それがさらに別の粒子の移動を生み出し、最終的には縦横無尽に磁束が激しく変化するというもの(さながら、養殖ウナギに餌をやるときの風景w)。このような激しい磁束の変化が生む変位電流が、発光の元になるという話でした。

膨大な計算のためにコンピュータを使う方法としては、BOINCLink などの分散コンピューティングがありますが、なんでも計算途中のデータでも平気で1TB行くらしく、PCではまだ無理な話だなぁと。

— posted by mu at 09:14 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

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