中に入ると1階は中央の休憩広場を挟んで左右に大きなドームが二つ。ガラス張りのほうが植物園みたいになっていて、螺旋廊下を歩いてドームの上から下まで見て回れるようになっているようですが、残念ながら私が行った日はメンテナンス中で入れませんでした。
さて問題。どの方向にも自由に揺れる振り子を揺らし一切触らなかった(風なども吹かない)場合、振り子の揺れる方向は・・・変わらないはずというのがニュートンの慣性の法則が教えるところ。ところが実際には揺れる方向は少しずつ変わっていきます。
実は宇宙の静止した場所から見ると振り子の方向は変わってないのですが、地球が自転しているため、つまり見ている人たちや地面が向きを変えているため揺れる方向が変わっているように見えるんです。プラネタリウムの傍にはそれを実証するための振り子 が揺れています。周りに円状に金属棒が立ててあり、30分に一度振り子とぶつかって倒れていくという実に暇な展示物。
ちなみに天井のほうを見ると振り子の紐の端が機械仕掛けのものにつながれているように見えますが、ロープの摩擦や空気抵抗で振り子が止まってしまわないようにするもので、決して揺れる方向を変えるものではないそうです。
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