ディスクレスKVMホストを立ち上げるべく、iSCSIドライブにDebianをインストール・ブート可能にする 場合、ブートの初期段階に/etc/default/grubの内容でIPアドレスが設定されます。これは/etc/network/interfacesが読み込まれるより前。
このiSCSI接続に使用しているNICにKVM用のブリッジインターフェースも兼ねさせたいということは…考えるよね? ネットワークのコネクタ減るし。
調べた限りブリッジ設定にする場合、物理I/F(eth0とか)にはIPアドレスを設定せず、ブリッジI/Fで設定するらしい。が、今回は既に物理NICにIPアドレスが存在する。試しに物理I/F eth0→192.168.0.2、ブリッジI/F br0→192.168.0.3と設定したところ、OSは起動するもののサブネット192.168.0.0/24へはゲートウェイとしか通信できない(pingがunreachable)。
他にやってみたこと
- /etc/default/grubに設定するI/Fをeth0からbr0に変更→ブート途中で/が見つからず停止(当然か…)
- /etc/network/interfacesに"iface eth0:1 inet manual"と追加、これにブリッジを張る→改善せず
- eth0とbr0のIPアドレスを同一にする→改善せず
- br0を設定しない→KVMホストからは通信できるがVMが通信できないよね、多分
「(ブート時にブリッジが使えるよう)initramfsとか細工すればできそうだけどNIC追加した方が楽」 ということらしいですが、なんか悔しい今日この頃。
[参考][2016/2/26 追記] 以下のようにサブネットを被らないようにすれば1つのポートで兼任できますが、別のサブネットが必要で常に使える方法じゃないかなぁ。
- eth0 - 192.168.0.2/24を/etc/default/grubにて指定
- eth0:1 - /etc/network/interfacesでiface eth0:1 inet manualと指定
- br0 - /etc/network/interfacesでeth0:1を使ってブリッジ指定、アドレス192.168.1.2/24を割り当て
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