ヤマト復活偏

先週の金曜日に映画宇宙戦艦ヤマト復活偏を見てきました。

ヤマトとガンダムといえば私の世代では甲乙つけがたい2大タイトルだったと思うのですが、年下の人と話すとシャア・アズナブルは知ってるがデスラー総統は知らないLink と明らかに知名度の差を感じます。

大きな理由のひとつは続編の有無。ガンダムが雰囲気を変えつつ続編を出し続けているため、一部の人は初期作品に興味を示しシャアも知るようになる。対してヤマトは20年以上(?)続編なし。そりゃあデスラーも沖田十三も忘れ去られるよなぁ。

さて見た感想としては、一言で言うといろいろ詰め込みすぎ。3DCGで描かれた宇宙船、現代風のノリの乗組員、ヱヴァンゲリヲンの使徒を思わせる攻撃をしてくる敵など、新しい試みを入れていこうというのは買いますが、昔のヤマトを継承した内容・精神構造も色濃く残っており両者がちぐはぐ。2時間以上ある長めの作品なのですが、それ以上に内容が多すぎて駆け足気味。続編あるわけだから、削っても良かったんじゃないかと。

昔のヤマトを継承したというより、縛られているように見えるのですよ。方々からあれも入れろこれも入れろといわれて、わけ分からなくなっちゃった感じです。特に後半の展開は彗星帝国を思い出さずにはいられない。あそこまで昔を引きづる必要はあったのだろうか。

[2010/1/13 追記] あと印象に残っているのは以前より理屈が通るようにしたこと。何のために他星を破壊しているのか分からない彗星帝国に対して今回の敵は理由があるし、古代進が「密集してない敵に波動砲を使っても効果ない」と若手乗組員を一喝する。後者は、自虐ギャグとも思えますがw

— posted by mu at 02:09 am   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

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