.NET Remotingの接続維持

ログにこのネタで調べられた形跡があったので。

.NET RemotingはTCP/IP(HTTP含む)を使ったソケット通信です。.NET Remotingサーバーはhttpdやftpd同様、接続を受けるためにTCP/IPのポートを受信可能状態で開く(ChannelServices.RegisterChannel)わけですが、一定時間接続が無いと.NET Frameworkによって開いたポートが自動的に破棄され、サーバーが動いていてもクライアントが接続できなくなる場合があります。

これを避けるひとつの方法が、破棄されないようにすること。.NET Remotingとリース時間(Lease time)という単語で検索すると、出てくると思います。いろいろ方法はありますが例を挙げますと、

  • MarshalByRefObjectを継承したクラスでInitializeLifetimeServiceメソッドを以下のようにオーバーライドする。

    public overrides InitializeLifetimeService() { return null; }

  • 構成ファイル(XML)の//configuration/system.runtime.remoting/application以下に次の設定を加える。

    <lifetime leaseTime="0" />

[参考]Microsoft .NET リモーティング: 技術概要Link

— posted by mu at 11:20 am   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

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