ちょっと手こずったのでメモ。
Yamaha NVR510 (ファームウェア15.01.21)にIP電話のSIPサーバーとしてLAN側(lan1)にあるFreePBX 15.0.17.43(なRasPBX )を設定。NVR510→他の内線発信は問題ないのですが、内線からNVR510への発信が即刻切れる(or 話中?)になりました。当然NVR510に接続された電話機は鳴らず。
これに対処するため下記2か所を設定。たぶんFreePBXがLAN側かWAN側かは関係ないと思います。
- NVR510: 着信用SIPアドレスの設定
FreePBXで設けた内線番号を1234とした場合の例。
analog sip arrive myaddress 1 1001 sip:1234
マニュアル 。
- FreePBX: Qualify Frequency=noに
- FreePBXのApplication-Extensions-NVR510に割り当ててる内膳番号の設定を開く
- Advancedタブの中にQualify Frequencyという項目があり、60とか90とか数字もしくはyesとなっていればnoに変更
- Submit-Apply
前者は先に外線SIPサーバーとしてSMARTalkが登録してあり、そちらの着信設定だけが設定されていたため起きました。FreePBXしか繋いでない場合はGUIで設定済みの場合もあります。
後者が何をしているかと言うと、FreePBXは登録された電話機が実際に応答可能かを調べるため、ここで入力された秒ごとにOPTIONSというコマンドを送って応答を見ているらしいです。例えば対象のIP電話機がスマホで持ち出されている場合応答が返ってきませんので、FreePBXはこの電話機の状態をUnavailableとし、これに対する内線発信があってもFreePBXのレベルで接続をやめてしまいます。
で仕様なのかNVR510はこのコマンドに対して応答をしないようで、FreePBXからみるといつもUnavailableとかOFFLINE状態に扱われます。Qualify Frequency=noとすることでこのチェックは行われず、FreePBXはこの電話機が居るものとして扱うようになりNVR510への発信が届くようになります。
副作用として居ない電話機に対する発信→即「ツー・ツー・ツー…」の代わりに、延々と呼び出し音が聞こえることとなります。内線番号ごとに設定できますのでNVR510に割り当てた番号だけnoにしておきます。
# いやぁWAN側のSIPサーバーしか動作しないとかの仕様がなくてよかった > NVR510
[20222/2/11 追記] OPTIONSに応答しないというソース、というか今回の解決方法 YAMAHA RT57i (VoIp-Info.jp)
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