こちらが今回の本命、水素ロケット。実は先に入手したのはこちらでして、空気ロケットはこいつと比較するため、いわば噛ませ犬として購入したのでしたw
小学校理科の実験で、水の電気分解ってやったことあるでしょうか。水に電流を流すと、水分子が水素分子と酸素分子に分解され、泡となって出てきます。水素ガスは空気中で激しく燃焼しますので、私の時には少量を取り出して火をつけたりしたもんですが、以前どこかの理科室で爆発事故が起こってからはどうなったのでしょうか。
これはその水素ガスの爆発を使ってロケットを飛ばそうというもの。中央あたり球体の部分に水を入れ電気分解、水素ガスがたまったら点火、ロケットを打ち上げます。
私はアメリカEstes社 の光と音つき をDiscovery Channel Store で購入しましたが、同社製の廉価版 とそっくりなものがタイヨーのセーフティロケット マーキュリー として日本でも発売されてます。
なんといっても魅力はその到達高度。一番低いタイヨーの表現でも40m、Estesに至っては60mとか78mとか書いてあり、本当ならなかなかすごい。
手の込んだ仕組みだけあって、セットアップもちょっと面倒です。まずは事前準備として、- 単1アルカリ電池6本
- 綿棒(着火機が濡れた場合)
- 水道水250ml
- 水道水240mlにクエン酸9gの溶液(クエン粉末と溶液を入れるボトルは付属)
- 乾電池を本体にセット
- 水道水を球体の半分くらいまで入れる。
- このとき発火用のフィラメントが濡れると、フィラメントが加熱できずに着火不良となる。クエン酸溶液入れた後に綿棒等で拭いたほうがよさそう。
- 5分以上そのままにして、電気分解する電極周辺の布を濡らす
- 水を捨てる。このときもフィラメントが濡れないように注意。
- クエン酸溶液を球体の半分くらいまで入れる。これもフィラメントが濡れないように。
- 球体を本体に取り付ける。
- ロケットを差し込む棒を球体の上に取り付ける。正しく差し込まないとガスが漏れるので、ロケットが打ちあがらない。
- ロケットを取り付ける
準備完了。スイッチを入れると、音声とともに電気分解開始。私の購入したのはLED&音声付なので、水素が溜まるまでの3分間、「水素は宇宙で一番たくさんある物質だぞ」「DHMO水は2個の水素原子と1個の酸素原子からできてるぞ」など水素にまつわるお話が聞けて、うるさいうるさいw
最後に水素ガス生成完了という音声の後、非常警報みたいなブザーが鳴り始めます。ここで発射スイッチを押せば点火となりますが、人間が十分離れたところにいるようにするために、スイッチと本体間を結ぶ約5mほどの導線を軽く引っ張った状態でないとボタンを押しても動作しないようになってます。
それもクリアして発射ボタンを押すと、一瞬静まり返った後・・・ポンッ!
・・・・低くね?
なんか空気ロケットとあまり変わらないように思える。少なくとも最高25mと書いてある空気ロケットに対して40mあるとは思えない。説明書を読むと、球体タンク内部の機密性や電気分解電極の濡れ具合など、到達高度に関しては結構影響する要因があるみたい。
何度か挑戦するうちに、発射ボタンを押しても点火しなくなってしまいました orz。実はDiscovery Channel Storeの掲示板でも買ったけど飛ばないという書き込みがいくつかあって、初期不良が多いのかなと思ってました。私は高度は低いものの最初飛んでいたので初期不良じゃないと安心していたのですが、どうも初期不良じゃなくても飛ばなくなるみたいです。
mu 2010/12/22@18:01:17
http://store.shopping.yahoo.co.jp/sei-hyaku/a-736.html
マーキュリー(水を電気分解する方)は定価5775円、このお店で4620-4790円。ただし12歳以上向けなので、使うときは大人の人と一緒にね。
http://item.rakuten.co.jp/nishioka01/4906974017357/
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%A8%E3%83%BC-%E3%82%BB%E3%83%BC%E3%83%95%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88-%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%A5%E3%83%AA%E3%83%BC/dp/B000SMQB26
どちらももう作ってないみたいなので、売り切れると買えないかもしれません。